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(ヒルガオ)

<テーマ選択ポイント>
 野外で御者に鞭打たれ、後ろから犯される夢は被虐願望か。
 以前にあるSMクラブで働いている人妻の方とお話したが、最初は昼間に短時間でお金を稼ぐためのためと思って入ったのが、だんだんそれだけでは済まなくなって気づいたらもはや心身共に抜けられなくなってしまったと言う。

<あらすじ>
 外科医の妻セブリーヌは外見は貞淑な女性だった。
が、内面には激しい情欲が渦巻いていた。
 淫らな妄想にかられたあげく、彼女は昼間だけの娼婦「昼顔」として欲望に身をまかせるようになる。 原作:ジョセフ・ケッセル(Joseph Kessel)

<映画>
昼顔」 Blu-ray (ブルーレイディスク)(BELLE DE JOUR)
製作:1967年 フランス
監督:ルイス・ブニュエル(Luis Bunuel)
出演:カトリーヌ・ドヌーヴ(Catherine Deneuve)

<本>昼顔 (1952年) (新潮文庫〈第406〉)
著:ジョセフ・ケッセル 新潮文庫

<参考:ジョセフ・ケッセル昼顔
 1898年-1979年、アルゼンチン生 1922年24歳の時の処女作「赤い草原」(La Steppe Rouge)でフランス文壇の新進作家として認められて以来数多くの作品を残している。
 また、D・H・ロレンス(D.H. Lawrence)原作の「チャタレイ夫人の恋人」(L' AMANT DE LADY CHATTERLEY )の最初の映画化(1955年 フランス)や「将軍たちの夜」 (1966年 アメリカ、THE NIGHT OF THE GENERALS オマー・シャリフとピーター・オトゥール主演、戦時下の異常な犯罪を描いた心理サスペンス)でも脚本をてがけている。
 昼顔」は1929年に出版され、既に断章が新聞に掲載された当時からごうごうたる世論を巻き起こした。

<参考:カトリーヌ・ドヌーヴ
 1943年パリ生 (本名 Catherine Fabienne Dorleac)
 お父さんは俳優のモーリス・ドルレアック(Maurice Dorleac)。
 お姉さんのフランソワーズ・ドルレアック(Francoise Dorleac)も彼女より先に国際的な女優として活躍し、ドヌーブというのはお母さんの旧姓で、このお母さんのルネ・ドヌーブ(Renee Deneuve)も女優の演劇一家に育った中学当時から幾つかの作品に端役で出演。
 本格デビューは1960年の"Les Portes claquent"。ロジェ・バディム (Roger Vadim)が脚本を担当した1961年の「パリジェンヌ」(LES PARISIENNES)
で主役のひとりに抜擢され、これをきっかけにロジェ・バディムとの恋愛関係に入ったことで女優として花開かせる。
 1962年には悪徳の栄え [VHS](La Vice et la vertu ロジェ・バディム監督)で大注目を受け、ダイナミックなハリウッドのミュージカルとはまったく違うメランコリーな感じが受けヒットするあの有名な音楽以上に、結婚できないまま恋人の子供を産む女性の役を演じドヌーブの美貌が作品を支えていたシェルブールの雨傘(Les Parapluies de Cherbourg 1964年フランス ジャック・ドゥミ Jacques Demy監督 カンヌ映画祭グランプリ)でその人気は決定的ものに。
 実はこの時期彼女はロジェ・バディム監督と同棲中で1963年男の子クリスチャン(Christian Vadim)を産んでいるが、監督とは結局結婚できないまま別れており、私生活と劇中の役が重なっていることが大いに話題になった。
 続く『反溌』(1965年)で彼女が演じた役は、セックスに嫌悪感を抱く少女でしだいに狂っていく役をうまく演じた。
 この辺りからドヌーヴは女性の心の奥の愛憎・欲望などを表情・物腰だけで体現することを得意とし、性格女優を兼ね備えた数少ない美形女優として世に認められる。
 1968年にはアメリカにも進出し、「世界最高の美女」という肩書きがついた一時代を築く。
 たちまち彼女の人気はアメリカでも高まり、退廃・背徳・官能といった言葉の似合う「魔性の美女」という一面も確立させた、そしてその美貌は90年代になっても衰えることなく、正に"大女優"の名で今尚活躍を続けている。
 1980年「終電車」
セザール賞主演女優賞、1992年「インドシナ」でアカデミー賞の主演女優賞にノミネート、セザール賞主演女優賞、1998年「ヴァンドーム広場」でベネチア国際映画祭主演女優賞受賞。
 1965年写真家David Baileyと結婚するが1970年に離婚。1971年の「他人にしか起こらないこと(Ca n'arrive qu'aux autres,-哀しみの終わる時-とも)」で共演したマルチェロ・マストロヤンニ(Marcello Mastroianni, 1924-1996)との間には1972年にキアラ(Chiara Mastroianni)を出産したが未婚のまま破局を迎えた。(クリスチャン、キアラ共にその後俳優になった)

<本ブログ主宰川口青樹(カワグチ セイジュ)のお気に入り>
 野外で乗馬鞭を使われて打たれるシーン、ベッドに座ったままヌードで後ろを振り向いているシーンがお気に入り。
 シェルブールの雨傘の清楚なカトリーヌ・ドヌーヴを見ていたので、いつかこういう女性を「昼顔」ようにしてみたいと思った。

◆◆この映画、小説をご覧になった方は感想をお寄せ下さい
◇◇あなたのオススメの官能映画・小説をご紹介して下さい 

参考:『昼顔』
   「昼顔」ルイス・ブニュエル
   映画『昼顔』から考える  プラトニックしましょ深入りは嫌よ! 
   映画評「昼顔」
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