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「変態性欲心理学」(ヘンタイセイヨクシンリガク)

★テーマ選択ポイント 
サディズムという用語を創案、マゾヒズムという用語を造語した、高名な博士の語る変態とは?

★あらすじ
 この本は、ドイツのR・フォン=クラフトエビング博士の名著『変態性欲心理学』(PSYCHOPATHIA SEXUALIS)(正確な題名は『性欲精神病学』)の抄訳です。
 世界でこれほど多く一般から読まれた専門書はないでしょう。
 世界各国語に翻訳され、文学者、性研究家は作品やデータの資料としてこぞって本書をあさり、法医学家や性心理学者たちは、フロイトのプシコ・アナリシスの樹立までの、この道のゴスペルとして珍重してきたものです。  
117-01

★本 
「変態性欲心理学」(世界性文学全集第7巻)
著:R・フォン・クラフトエビング 訳:平野威馬雄 河出書房

目次
第一章 性欲生活の歴史
第二章 生理学的な観察
第三章 生物学的な観察
第四章 性欲の病理について
    A 末梢性神経病
    B 脊髄性神経病   
    C 脳髄性の神経疾患
    D 異性に対する倒錯的衝動 
    E 男性の先天的倒錯
    F 女性の先天的倒錯
    G 倒錯的色情の合併症
    H 倒錯的色情の見分け方

第五章 病理のいろいろ
    A 精神的発育障害
    B 後天的精神薄弱状態
    C 女子淫乱症と男子淫乱症
    D 憂鬱症
    E ヒステリー
    F 偏執病
第六章 性欲と法律
    A 小児にたいする猥せつ行為
    B 反自然的猥せつ行為
解説 (村田宏雄)
(この本は絶版のため、ご覧になる場合は図書館、古本屋をご利用下さい) 

参考:著者 リヒャルト・フォン・クラフト=エビング
 男爵 (-だんしゃく,Richard Freiherr von Krafft-Ebing,1840年8月14日-1902年12月22日)
 ドイツおよびオーストリアの精神医学者である。クラフト=エビングは、性的倒錯の研究書として著名な『性的精神病理( Psychopathia Sexualis )』を1886年に公刊した。
 クラフトエビングは、サディズムという用語を創したことで、今日でもよく知られている。
  彼はまた、同時代の作家であるレオポルト・フォン・ザッヘル・マゾッホの名からとって、マゾヒズムという用語を造語した。
 ザッヘル・マゾッホは、半ば自伝的な小説である『毛皮を着たヴィーナス(Venus im Pelz / 英語:Venus in Furs)』のなかで、美しい女性に鞭打たれ、その奴隷となって従属させられる欲望を述べている。

(初期の経歴)
 クラフト=エビングは、ドイツのバーデン州、マンハイムに誕生した。
 現在はチェコ共和国の領域に当たる、当時はオーストリア・ハンガリー帝国の都市であったプラーグ(現在のプラハ)で教育を受け、ハイデルベルク大学で医学の研究を行った。
 専攻分野である精神医学を修了して医学部を卒業した後、クラフト=エビングは、幾つかのアシュラム(精神医療院・当時の精神病院施設)で働き研究したが、間もなく、彼はこれらの精神医療施設の運営のありようが欺瞞的であると感じ、教育者に転じようと決意した。
 クラフト=エビングは、シュトラスブルグ大学、グラーツ大学、ウィーン大学の教授となり、オーストリア・ハンガリー帝国の首都で、法精神医学の専門家となった。

(『性の精神病理』の出版)
 クラフト=エビングは精神医学に関し複数の書物を著し出版したが、なかでも、『 Psychopathia Sexualis (性の精神病理)』が著作のなかでも、もっとも有名な本となった。
 彼は著書を、高度に学術的なスタイルで著し、序文において、一般読者を遠ざけるため、本の名称のため科学的な術語を慎重に選択したと注記している。
 また本の章題を、同じ目的でラテン語で記した。(また本文のなかでも、卑俗な言葉や、露骨と考えられる表現・描写や学術用語は、そこだけラテン語になっている。教養のない読者には一種の伏せ字であるが、ラテン語を読んでみると、現在の感性からはどうという内容ではない)。

(『 Psychopathia Sexualis 』に関する逸話)
 この本は、著者の在世中に12版を重ねた。
 初版は110頁の薄い本であったが、増補を重ねた12版は434頁の大著となっている。
 性倒錯の体系化は版を追ってなされ、フェティシズムが登場するのは第4版から、サディズムとマゾヒズムが本格的に扱われるのは第6版からである。
 第2版では、一部がラテン語で記された。学術的な目的とはほど遠い(と推定される)一般人による本の需要が多かったためである。
 日本では明治時代に出版されたが発禁扱いだった。
 大正2年『変態性慾心理』の名で紹介され、これが大正デモクラシーの開放的な風潮と重なっておきた変態性欲ブームに影響を与えた。
 「変態」の俗語が生まれたのはこの時からであるとみなされている。
 この本は、クリトリス・オルガスムスの重要性や、女性の性的快楽、性犯罪者の行為を判断する場合の精神状態への配慮など、性に関する問題を、丹精を込めた方法で研究した最初の書籍の一つであると共に、同性愛についての最初の科学的な議論が行われた書籍である。
 何十年にもわたり、性的逸脱に関する権威であり、また疑いなく、ジークムント・フロイト以前において、人間の性に関するもっとも影響力ある書籍の一つであった。
 著者クラフトエビングは、この本によって称賛と断罪を受けた。
 待望されていた心理学の新しい研究領域に幕開きをもたらしたことで称賛され、性倒錯を正当化したことや不道徳性で非難された。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
(本作品に映画はありません)

**セイジュのお気に入り***
 全般的に適切なスケッチや写真を引用している点。
 また、第四章 性欲の病理について D 異性に対する倒錯的衝動(一 サディズム(加虐症) 二 婦女汚損 三 マゾヒズム(被虐症) 四 崇物症(フェティシズム))は特に興味深い。

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