SMdream

SMへの興味はあっても言い出せない貴女へ、SM映画やSM小説本の紹介でイメージをお届け。こんなイメージをと貴女からのリクエストもOK。ご覧になった女性の方はぜひご感想を。男性からのご推薦もOK。
★テーマ選択ポイント
ある日、もし夫や恋人がいなくなったら、貴方はどのようにプレイ願望を満たすのか・・・
 
★あらすじ
 男達が出征したあとの<女だけの都>は嬌声と愛欲が渦巻<肉欲の市>と化し、同性愛、近親相姦、不倫、輪姦、獣姦にいたるまで、色情に狂った男女の飽くことをしらない痴態がくりひろげられる。
 戦争によって理性を失い、本能の命ずるままに行動する人間獣が引き起こす惨虐と淫逸を赤裸々に描き、二十世紀随一の艶書と評される珍書中の珍書。

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★本
「性の秘本コレクション 3 バルカン・クリーゲ」
著者:ウィルヘルム・マイテル 監修: 城市郎 河出書房新社 ISBN:4-309-47327-X
 トルコの秘本をウィルヘルム・マイテル博士がドイツ語に訳し、1927年に出版。
 それを梅原北明が手に入れ1928年5月に文藝市場社から翻訳・刊行した。
 一般には「バルカン戦争」と呼ばれる。
(本作品に映画はありません)
「バルカン・クリーゲ」の本の購入→大人のブックス


☆☆参考☆☆
☆バルカン戦争
第1次 1912年〜1913(大正2)年
 バルカン同盟諸国(ブルガリア、セルビア、ギリシア、モンテネグロ)が、イタリア・トルコ戦争に敗れて窮状にあったオスマン・トルコ帝国に対し、仕掛けた戦争。
 トルコの敗戦で終わる。ロンドン条約の結果コンスタンティノープル周辺を除くヨーロッパ域領土の大部と、クレタ島を失う。
第2次 1913(大正2)年
 トルコの割譲したマケドニアの分割争いから、バルカン同盟中のブルガリアと他の三国(セルビア、ギリシア、モンテネグロ)との間に起った戦争トルコ、ギリシア、モンテネグロ、
ルーマニアもブルガリア側で参戦するが、ブルガリアの敗戦で終わり、ブカレスト条約を締結。
 この結果、バルカン同盟は崩壊。
 この戦争でやぶれたオスマン帝国、ブルガリアはドイツへの依存を強め、バルカン半島は「ヨーロッパの火薬庫」となった。(戦争辞典より引用)

☆梅原北明(うめはら ほくめい)
 明治33年12月富山市生まれ。早稲田大学英文科中退後、大勢新聞社社会部記者→大東京新報社→万朝報。
 万朝報長野支局にて、作家有島武郎と雑誌記者波多野秋子の情死事件をスクープして名を売る。
 25歳にして東京にて「デカメロン」の翻訳を行い、以降翻訳・出版の道へ。
 大正14年11月雑誌「文藝市場」を主宰するも赤字続きとなり、大正15年9月文藝資料研究会編纂部を創設し、頭に「変態」を冠した書物を刊行、好評を博す。
 但し内務省へ無届無納本だったため昭和2年1月警視庁検閲課の手入れを受けるが、昭和3年には上海(中国)にて雑誌「カーマ・シャストラ」等を刊行。
 同じく昭和3年には「グロテスク」等を発刊し、エロ出版王、秘密出版王とも呼ばれたが、昭和21年4月発疹チブスで死亡。
 彼の死後彼の残した本は「梅原本」と呼ばれて宝物扱いされ、解体・組立て・加工され、仙花紙の「バルカン戦争」、「ファニー・ヒル」(「ファニー・ヒル」
については本ブログNO.49を参照)、「フロッシー」等となってよみがえる。
(この河出文庫の「バルカン・クリーゲ」には「『バルカン・クリーゲ』と軟派出版の帝王・梅原北明」と題した梅原北明に関する詳しい解説がある)
梅原北明とその周辺 

***セイジュのお気に入り*** 第1部第2編第1章 饗宴シーン
 第1部と第2部の間にある「バルカン戦争画譜」(作者不詳)
 第2部第1編第1章 2穴挿入シーン
 第2部第1編第4章 鞭打ちシーン

◆◆この本をご覧になった方は感想をお寄せ下さい
◇◇あなたのオススメのSM映画・本をご紹介して下さい
「ゲルニカの聖水」 (ゲルニカノセイスイ)

★テーマ選択ポイント
「聖水」と言うとすぐ女王様のご褒美というイメージを浮かばれるかもしれないが、今回のM女性の飲尿がテーマ。
海水を温めて飲むとその味がわかるそうな。
(かくいう<せいじゅ>も浴びたことはことはあるが未だ飲用せず)だが、彼女−森尾歩衣の飲尿シーンビデオを観ると実に感に極まった風情に見える。


★あらすじ
・アソコとアナルに膣用バイブを入れたまま四つん這いでフェラ、顔射、落ちた精液を舐め取った後、膝立ちで大放尿。
・アナルにバイブが入ったまま犬が喜んで尻尾を振るように、尻を振り自分の舌と口で床の拭き掃除。

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★ビデオ
「ゲルニカの聖水」
製作:1989年 日本 ウルトラD
監督:中野D児
出演:森尾歩衣
(本作品に本はありません。またビデオは中古ショップでの取扱いのみです
例:http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00014M95E/503-4282325-2929511?ie=UTF8&SubscriptionId=1PGV4GGGAXZ1AMXAKKG2 )

☆☆参考☆☆
☆森尾歩衣(もりお あい)
AV女優の他、某SMクラブに所属、数々のストリップ劇場で飲尿ショー実演

☆中野D児(なかの でーじ)
アートビデオの黒田透と並び、シネマジックの初期作品から登場しているSM男優の草分け的存在。
菊池えりの作品に多く登場し、今なお現役で多くの出演作があるのは立派です。
 サングラスに髭、昔から風貌はほとんど変わっていません。「闇のヒロイン」はバーテンの役で、山口久美子に褌をつけてバーカウンターに立たせお客の前で褌を食い込ませ、感じまいと堪える山口の様子を楽しむという行為は不思議に興奮しました。
 また「生贄の季節」での島崎里矢への容赦ない蝋燭責めには彼のサディズ
ムを感じました。評価は好きか嫌いで、完全にわかれると思います。個人的にはキャラクターが固定されていて、外れのない男優と考えています。
 なお、48分の1縮尺の飛行機プラモデルのコレクター。
 宝島のムック「おたくの本」に彼の部屋の写真が出ていましたが、非常にマニア的でした。監督の中野敏栄と同一人物という説もありますが、未確認です。(SM探偵団より引用)

☆キーワード「飲尿」(飲)尿療法 
飲尿ダイエット 
飲尿会 
飲尿おじさん 
飲尿率 
ハード尿責めコース(SMクラブメニュー)
飲尿(SMクラブメニュー) 
調教日記 -飲尿- 
おしっこパーティー 
飲尿罰ゲー付き利きアイスというイベント、飲尿王 

***セイジュのお気に入り***
 膝立ち放尿シーン、床の尿を舌をのばして舐め取るシーン

◆◆このビデオをご覧になった方は感想をお寄せ下さい
◇◇あなたのオススメのSM映画・本をご紹介して下さい
「デビル・イン・ミス・ジョーンズ 肉体の悪魔」

★テーマ選択ポイント
現実的には無理だが欲望のおもむくままに、思いきり肉欲の渦の中で乱れてみたいと思われている方もいるかもしれない。

★あらすじ
 失意の自殺から死後の世界の入口へ向かった女性が、最後の願いとしてノーマルSEX、乱交、レズ、SMと様々な肉体的欲望が叶えられていくが、肉欲に目覚めた彼女が与えられた死後の世界とは皮肉にも・・・。

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★映画
「デビル・イン・ミス・ジョーンズ 肉体の悪魔」(The Devil in Miss Jones)
制作:?年 アメリカ ペントハウス
監督:ジェラルド・ダミアーノ
出演:ジョージナ・スペルビン クレア・ルミエール
(本作品に本はありません。またビデオは中古ショップでの取扱いのみです。例 http://www.allmedia.jp/web/shop/detail.php?code=YE-t4-JA-16055)

☆☆参考☆☆
☆ジェラルド・ダミアーノ監督と言えば(映画「ディープ・スロート」監督が明かすディープな裏側)
 たった6日間で撮影され、1972年にアメリカで公開された1本のハードコア・ポルノ映画が社会現象になり、老若男女が劇場に駆けつけ、セックスの概念、そして憲法まで変えてしまった。
 そして映画のスタッフ及びキャストも歴史の波に翻弄されていく――その映画が『ディープ・スロート』だ。
 そのポルノ映画のパイオニアがジェラルド・ダミアーノ監督。エロティックな映像とともに、当時のニクソン政権にワイセツ裁判で弾圧されたことでも知られる。
 映画「ディープ・スロート」の裏事情を描いたドキュメンタリー映画「インサイド・ディープ・スロート」が本年11月12日、ヴァージンTOHOシネマズ六本木ヒルズなどで公開される。その"主人公"であるダミアーノ氏(77)に、当時のエピソードと現代ポルノへの思いを聞いた。 「ディープ・スロート」は、リンダ・ラブレイスが、不感症の女で、ノドの奥にクリトリスがあり、フェラチオによって女の悦びを得るというストーリー。
が本年11月12日、ヴァージンTOHOシネマズ六本木ヒルズなどで公開される。その"主人公"であるダミアーノ氏(77)に、当時のエピソードと現代ポルノへの思いを聞いた。 「ディープ・スロート」は、リンダ・ラブレイスが、不感症の女で、ノドの奥にクリトリスがあり、フェラチオによって女の悦びを得るというストーリー。
 オーラル・セックスを表立って語れない時代に「ディープ・スロート」というテクを広めた衝撃作。その話題性で、女性もポルノ映画館に足を運び、当時の米国で一大社会現象になった。
 そのあたりを、ドキュメントでは丹念に描いている。
 ダミアーノ氏は「リンダのフェラチオがとてもうまくて、アイデアが浮かんだ。彼女のおかげだよ。女性にもSEXを楽しむ権利が
あると男女同権を訴えたから、女性にも支持されたんだろう。どうしてエロチックな映像が撮れるかって?。祖先にイタリア人の血が流れているからかな…」と遠い昔を振り返った。 
 しかし当時、保守派のニクソン政権に目をつけられ、弾圧を受け、主演男優のハリー・リームスが有罪に。
 後にそのタイトルがウォーターゲート事件の『情報源』を指す言葉になったのは有名。
 「インサイド−」では、当時の関係者を改めて直撃し、今まで語れなかったエピソードを掘り起こしている。
 ベトナム反戦ムードから一転、70年代に急速に保守化していく米国の姿をあぶり出す。
 さて、今のブッシュ大統領も保守派だが…。
 「ニクソンとソックリだよ。自分の政策がうまくいかないと、何かを標的にして攻撃して自分のアラを隠す。米国が保守化しているといわれているけど、人々は昔とあまり変わってない。 米国のマスコミが保守化しているんだ」 
「ディープ・スロート」は、6億ドル以上、「タイタニック」をもしのぐ全米歴代1位の興収をあげた作品とも言われる。
 しかし、モノがモノだけに、その利権に群がったのは闇世界のマフィアだった。
 その点もドキュメンタリーでは詳しく解き明かしている。
 その点について、ダミアーノ氏は「利益より家族の安全の方を取ったよ。マフィアは金の卵を食べないで、育てた方がよかったんじゃないかな。そうしたら、僕はいまごろ、MGMの社長にでもなり、ハリウッドには『ダミアーノ帝国』ができていただろう」と笑い飛ばした。
 自身は94年までに48本の映画、ビデオを製作して引退。マイアミで隠居生活を送る。 
「ビデオ機器の発達で、誰でも簡単に撮れる。ポルノ女優は豊胸手術だらけ。ディープ・スロートが、注目されたのも、みんな再び『本物のポルノ映画』が見たくなってきたからじゃないかな…」(2005年10月28日(金) 夕刊フジより一部引用)

***セイジュのお気に入り***
 死後の世界への案内人が肉欲の世界へ進もうする彼女が前かがみにさせられ、小さなトウモロコシのような形のディルドオをアナルに挿入され、それを外さないようにと命じられるシーンが
お気に入り

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◇◇あなたのオススメのSM映画・本をご紹介して下さい
★テーマ選択ポイント「SMって何をするんですか」
 こういう質問が寄せられると返事に困ってしまう。
 そんな時このずばりの表題の本はありがたい。
「ヒロミ」とはSMパフォーマーの早乙女宏美(サオトメ ヒロミ)さんのことである。
 この本では彼女のSM観、SMへのきっかけ、数々の体験が赤裸々に素直に語られている。
ただ、この本に描かれているのは彼女にとってのSMであることを忘れないで頂きたい。
 


★本
「ヒロミのこれがSMだ」50-1

 著:早乙女 宏美 河出文庫
目次
1 SMについて(SM流行、サディズムとマゾヒズム、先天性と後天性、SM雑誌、SMの変容) 
2 SM遍歴(SMに目覚める、グラビア撮影発体験、SMビデオ、グラビアモデル、映画、パフォーマンス、
緊縛撮影会、切腹ショー)
3 こだわる(ぶたれる、鞭、縛り、見られる、蝋燭、猿ぐつわ、コスチューム、刀)
4 SMの現場(マニアの写真とプレイ報告、ホームページの告白文、SM総合誌「スナイパー」、インディ
ーズビデオ、SMパーティ「マダム・ブーツ」、SMクラブ「無我」、SMホテル「アルファイン」、SMグッズ
の店「セビアン」)
5 SMを感じる
付録 SM年表

 後ろ手に縛られた麻縄に酔い、むきだしの臀に受ける鞭に感じ、熱蝋にむせぶ__。愛する人にペット
のように飼育され、りっぱなマゾヒストとなって死にたいと夢想し、SMの世界に身を投じたヒロミの激
白!(出版社/著者からの内容紹介より)

 麻縄で後ろ手に縛られると太股の奥が熱を帯び、体中が燃えてくる。むきだしの臀に鞭が振りおろさ
れると、熱い痛みとともに涙が溢れでる。乳房にたらす蝋の熱さに体の芯がズキンと疼く。
 ―愛する人にペットのように飼育され、りっぱなマゾヒストとなって死にたいと夢想し、生きる道はそれしかないと思いこんでSMの世界に身を投じたヒロミのSM遍歴とSM観。(「BOOK」データベースより)

「ヒロミのこれがSMだ」の本の購入(古本市場へ)→大人のブックス
楽天プリマ

☆☆参考☆☆
50-2
☆著者 早乙女宏美(さおとめ ひろみ)
 1963年東京生まれ。
 1984年、にっかつロマンポルノ「縄姉妹・奇妙な果実」でデビュー。
 以降ピンク映画80数本に出演。
 ヌードモデル、ストリップ劇場出演等を行い、1987年からSMの精神的世界を表現するパフォーマーを始める。
 
***セイジュのお気に入り***「うす暗い部屋の中に、後手縛りにされて一人ポツンと置いておかれるのが好き」という言葉、P100「縄をとかれても陶酔」の写真、付録SM年表

◆◆この本をご覧になった方は感想をお寄せ下さい
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「ファニー・ヒル」

★テーマ選択ポイント
M願望女性)こんな私って変態なのでしょうか。
(せいじゅ)例え他人に貴方が「変態」と言われようとも、それが貴方の自然に湧き起こる素直な願望であれば実現のお手伝いをします。
→せいじゅの主宰するMドリームでよく交わされる会話
ファニー・ヒルは、18世紀英国の一娼婦の男性遍歴を書簡体形式で綴った、このうえなく自由奔放な禁断の名著ですが、「お金で買われる娼婦」としてではなく、「自分の素直な性の喜びを語る一女性」としての手記として性にお悩みの女性にお勧めしたいと思う。


★本
49-2

「ファニー・ヒル」
著:ジョン クレランド(John Cleland ) 訳:吉田 健一 河出文庫
十五歳の少女ファニーはロンドンへ出ると、そうとは知らず娼婦の世界に足を踏み入れる…十八世紀のイギリス社会を背景に様々な性の遍歴を重ねて成熟してゆく美しい娼婦の告白記。
 性行為のよろこびをこれほど優雅に、力強く、かつやさしく描いた小説はほかにはない、とまで評されている禁断の名著を、吉田健一の流麗な訳文でおくる無削除完訳版。(「BOOK」データベースより)

「新訳 ファニー・ヒル」
 著:ジョン・クレランド 訳:及川 寛平 宝島社
 1750年ロンドンで地下出版され、2世紀以上を経た今も、いまだに発禁処分にされている国もある世界的ベストセラー。
 書かれたのは1750年頃のロンドン。
 以後、250年以上にわたって世界中で読み継がれてきた古典エロチカの傑作中の傑作『ファニー・ヒル』。
「男と女がやることなんてファニー・ヒルの昔から何も変わってないよ」と日常的に使われるほどの世界的ベストセラー。
いまだなお、その性表現が輝きを放ち続ける人類最初のメジャーなエロチック小説が、読みやすくスピード感のある超現代語訳でここによみがえる。

「一娼婦の手記 ファニー・ヒル」
 著者:ジョン・クレランド 訳:中野好之 筑摩書房

「ファニー・ヒル」世界秘密文学選書
 著者:ジョ ン・クレランド 訳:根岸達夫 浪速書房

「ファニー・ヒル」の本の購入→大人のブックス


★映画

「ファニー・ヒル 或る娼婦の伝説 」(FANNY HILL)
製作:1995年 アメリカ
監督:ヴァレンタイン・パーマー
出演:シェリル デンプシー ジェームズ ハイトン
(18世紀のイギリスを舞台に、娼婦の告白記を描いた小説の映画化、無垢な少女だったファニーが様々な運命の出会いと性遍歴を重ね、高級娼婦から美しい貴婦人へと変ってゆく様を描く)


「若草のふくらみ ファニー・ヒル」(FANNY HILL)
製作:1983年 西ドイツ、イギリス
監督:ゲイリー・オハラ
出演:リサ・フォスター
(原作は欧米では『チャタレイ夫人の恋人』に並ぶ傑作官能小説として知られるジョン・クレランド著「ファニー・ヒル」!18世紀のイギリスを舞台に、田舎で生まれ育った少女が幸運を探してロンドンへ行き、そこで出逢った人々や様々な出来事を描く官能ドラマ)


「ファニー・ヒル」(FANNY HILL)
製作:1968年 スウェーデン
監督:マック・アールベルイ Mac Ahlberg
出演:ディアナ・チャール
  ハンス・エルンバック
  ケーベ・イェルム
(発禁ポルノ小説の名作を映画化、性に対して積極的な少女の純愛を描いたエロティックドラマ。次々と男たちと関係を持っていく奔放な女性・ファニー。そんな中、彼女は知り合った老紳士に親身になって尽くしながら、本当の愛とは何かを確かめていく)

☆☆参考☆☆
☆ジョン・クレランド(1709〜1789)
 1709年イギリス生まれ。
 ウェストミンスター・カレッジを卒業し、英国領事としてトルコに赴任。
 その後、ボンベイに渡って東インド会社に入るが失職。
 『ファニーヒル』はこの窮地から脱出し、金を得るために書かれたといわれる。
 しかし、性の快楽をあからさまに描いたという理由で、直ちに発禁処分を受ける。
 これを機に、彼は故郷に引きこもり、その後執筆活動をすることはなかった。

☆発禁と地下出版
 1749年にスコットランドで書かれたこの作品は、公然と出版が許されるまでの約200年間、地下出版物として脈々と読みつがれてきた。
 1963年、これまで到底おおっぴらな形では出版されないものと一般には考えられていた『ファニー・ヒル』が、初版刊行以来214年ぶりに無削除のまま、はじめアメリカついでイギリスで再刊され、しかも多くの一流批評家たちによって、この本が大々的にとりあげられ、文学作品として、無視できない古典的な価値ももつものであるといった評価が行われた。
 『ファニー・ヒル』は、原題を『ある遊女の回想記』(Memoirs of a Woman of Pleasure)といい、当時流行の書簡体をとり、主人公が語り手となって、自分の経験を物語る仕組みになっている。
 イギリスの著名な批評家V.S.プリチェットによれば、問題のホット・パートについては、性行為のよろこびをこれほど優雅に、力強く、かつやさしくえがいた点は、あきらかにクレランドの功績であると言い切り、D.H.ロレンスをはじめ、後世の作家は、いずれも、この点で、みじめな失敗をしたと決めつけている。
 アメリカでは、本書刊行後ただちに、いろいろの州の裁判所でその当否が審議された。この審議は慎重を極め、『ファニー・ヒル』の与える社会的影響をあらゆる角度から検討し、ついにこれをワイセツ文書にあらずと断じた。
 なお、続編として『ファニーヒル』の男性版と言うべき『道楽者の手記』があり、上流社会に生きたプレイボーイの女性遍歴が描かれている。 『道楽者の手記』(1966年河出書房新社)

***セイジュのお気に入り*** バーヴィル氏との交流場面。
 ファニーはここで初めて男性に対して鞭打ちを行い、また逆に自分も男性に鞭打たれ感じてしまう。

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